飯田線一気乗り鉄してきました(4)

飯田線の走る地域はまったく雰囲気の違う三つの地域にわけられます。
豊橋から中部天竜までの東三河山地、中部天竜から天竜峡までの天竜川沿いの崖の中腹を縫うように作られたトンネルと橋が続く秘境駅地域、ここは佐久間ダムと平岡ダムによって秘境駅にされてしまった地域です。
そして最後は中央アルプスと南アルプスに囲まれた緩い傾斜地が多い伊那盆地を走ります。

飯田線は正確には豊橋ー辰野間となります。しかし中央本線の優等列車が塩尻から辰野を経由しなくなってから実際の飯田線は豊橋ー岡谷間で運用されています。
しかし、所管は豊橋ー辰野間が飯田線で、JR東海です。辰野から岡谷まで運転手も車掌もJR東日本の人に交代します。

飯田線の公式データは豊橋ー辰野間195.7km 92駅 トンネル数138 標高差 718.2m 最大曲線140R(半径140m)などです。140Rが多いことが飯田線の時間が掛かる原因になっています。

天竜峡から先は左に中央アルプス、右に南アルプスの眺めを楽しむ予定でしたが、残念ながら低い雲が山を隠しています。

豊橋から乗られた、後ろの席におられたご婦人が飯田市の実家に来られたとのことで駄科駅(だしな)駅で下車、途中いろいろガイドしていただき大変ありがたかったです。

飯田市に到着、反対車線には見慣れたJR東日本の長野色の電車が、飯田駅まで乗り入れているようです。飯田ー岡谷間はすべて普通列車で優等列車は走っていません。

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飯田着14時42分、「日本のローカル線は高校生で保っている」と言われていますが、丁度下校時間、沿線にいくつもある高校生で結構満員状態、反対側の写真を撮ることはできません。
このあたりは市田柿の産地、まだ木に残っている柿と収穫が済んで柿簾と呼んでいる干し柿の家が見られますが車窓からは写真に撮れません。

ここからしばらくはカーブの連続です。140Rのカーブでは電車の車輪が凄い音で軋んでいます。内輪差で速度は30Kに抑えられています。

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s字カーブもありますがΩ(オメガ)カーブと呼んでいるそうです。
下山村~伊那上郷を直線で結ぶと約2km、列車区間は11キロ、13~20分程度で走行しますが、この列車と競争することを「下山ダッシュ」と呼び、古くから鉄道ファンが挑戦することで知られています。

この特別なカーブは地形から来ているものです。伊那盆地には中央アルプスからいくつもの大きな支流が流れ込んでいます。その支流が天竜川に流れ込むとき深く谷を切っていきます。これを田切地形と呼んでいます。建設当時の技術では深い谷を越える鉄橋を建設することが不可能のため、鉄橋を建設できる高さのところまで迂回していったためこのようなカーブが出来てしまったのです。

しかし、ローカル線の旅では速度30kというのは風景を楽しむには良い速度です。車窓に楽しい発見が沢山あります。

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車窓からは山は見えないし、車内は高校生が入れ替わり立ち替わりで混雑し始めたし、飯島駅で16時、もう暗くなる時間です。

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あとは Zzzzzzzzzz

岡谷着17時31分 もう真っ暗です。今夜の宿は上諏訪、甲府行きの電車を待ちます。
甲府行きの電車はロングシート、通勤客で結構込んでいます。いっぺんにローカル線の旅の雰囲気が飛んでしまいました。上諏訪着17時59分、7時間12分の旅でした。

2015-11-10 撮す


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Commented at 2015-11-20 09:16 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sinanohamahoroba at 2015-11-20 19:53
風花さん こんばんは
こんにちは、 長旅と感じないほど面白かったです。私はやっぱり自分で感じていませんでしたが鉄ちゃんのようです。
長野カラーは飯田まででしたか、これは確認しないで予想で書いてしまいました。有り難うございます。
Ωカーブは私のミス、オメガで変換しながらオームと仮名を振ってしまいました。このごろこういうミスが多いです。歳のせいでしょうか、もうすぐ後期高齢者の仲間入りです。
田切という駅もありましたね。地図を見たら典型的な田切地形の場所で、飯田線だけで無く国道もΩカーブで通って居る場所です。でも田切という集落があるので地形からきた名前ではなさそうです。田切地形は小諸にも沢山あって災害の起きる場所としても要注意です。
そういえば湘南カラーの列車と交換しました。湘南カラーもオレンジとグリーンなのであまり気にしませんでした。
ご指摘の点直しておきました。有り難うございます。
鉄道の旅は車からは見えない風景や生活など見えて楽しいです。また来年行きたいと思って居ます。
by sinanohamahoroba | 2015-11-16 07:22 | 鉄道 | Comments(2)

サラリーマンを卒業、その後自営業を営み、それも息子に譲って大好きな信州とさいたま市を行ったり来たりの生活です。そんな生活を写真で綴ります。


by sinanohamahoroba
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